山形県酒田市で昨夜、施設の外壁に火をつけたとして、市内に住む27歳で消防団の副分団長の男がきょう逮捕されました。
警察は、市内で起きている一連の不審火にも男が関与している可能性があるとみて、調べを続けています。
非現住建造物等放火の疑いで逮捕されたのは、酒田市北新町2丁目に住む会社員で酒田市消防団の副分団長の田賀一稀容疑者です。

警察によりますと、田賀容疑者は昨夜6時ごろから7時ごろの間に酒田市南新町1丁目の酒田市公園会館の外壁に火を放ち、壁などを焼いた疑いがもたれています。
火は、およそ40分後に消し止められ、ケガ人はいませんでした。

市によりますと、酒田市公園会館は、日和山公園内にある市が所有する集会施設で、今年4月からは休館していたということです。

警察の調べでは、田賀容疑者は車で現場に行き、ライターなどで火をつけたとみられていて、容疑を認めているということです。

酒田市内では、先月下旬から今月上旬にかけ不審火が6件起きていて、警察が、今回の犯行の前から田賀容疑者の関与について調べを進めていました。

団員の逮捕を受け、酒田市消防団は会見を開き、田賀容疑者が今年度から副分団長になり、団員に指示を出したりまとめたりする立場だったと明らかにしました。

酒田市消防団 伊藤千秋 1分団長「みんなで集まるとみんなが火事が多いので早くなくなればいいなと話をしていた(Q田賀容疑者も?)返事はしていたと思う」

警察は、一連の不審火にも田賀容疑者が関与している可能性があるとみて、調べを続けています。








