男は犯行の日、山形市内の体育館でトレーニングに汗を流す。高揚した気持ちをのやり場がなかったのか、帰りのハンドルを握った時には女性に対する欲求を抑えられなくなっていた。
裁判で明らかになった動きはこうだ。

スーパーの駐車場に車を入れる。男は横切る女性を目で追っていた。歩く女性を物色しはじめたのだ。
そして一人の女性が目に飛び込んでくる。被害者の20代女性。男の好みだった。
女性は1人で歩いている。しかも人通りのない道に向かっていた。「他人に見られず、できる」男はわいせつな行為について考えた。
男は車から降りた。そして小走りで女性を追ったという。
