今年、山形県中山町が町制施行70周年を迎えるのにあわせ、ある記念日を制定し、9日、日本記念日協会から登録証を授与されました。名物が更なる進化を遂げるかもしれません。

佐藤俊晴 中山町長「10月2日、いもには芋煮会の日。芋煮会文化を中山から県内および県外に広く伝えることを目的に実施した」
70年前に長崎町と豊田村が合併して誕生した中山町。節目となる今年、町を活性化させる起爆剤として注目したのが芋煮です。

江戸時代、中山町は最上川舟運の船着き場として栄え、棒ダラと里芋を醤油で煮て食べたのが芋煮の始まりと言われています。

記念日制定の仕掛け人 森谷浩二さん(河北町出身)「語呂合わせ的に良いんじゃないか」

大手広告代理店で長年、企画業務に携わった森谷さん。去年9月頃から町と一緒にアイデアを検討してきました。
記念日制定の仕掛け人 森谷浩二さん(河北町出身)「県内をあげて10月2日は芋煮会の日であるということが出来るのであれば、県としても観光PRの施策になる」

10月2日は、町内の学校給食で芋煮の振舞いを検討しているほか、4月9日からは未来の芋煮を考えるレシピコンテストの受付が始まりました。

10月2日が芋煮会の日と聞いてどうですか?
町の人は「(芋煮会をする)時期的に良い」

未来の芋煮に合いそうな具材を聞いてみると?
町の人「豚肉とか」

町の人「ホルモン。今はやりの」

町の人「鳥はあわない。ホルモンはあう」

矢野秀樹アナウンサー「芋煮の話題になるとアイデアが止まりません。これが山形が誇る芋煮文化」
ひまわり温泉ゆらら 古川雄樹 料理長「自分も色々チャレンジしてみたい気持ちでいる。(Q芋煮はまだ可能性がある?)可能性は十分にある」

佐藤俊晴 中山町長「ここを契機にみんなで一歩進まないといけない時期。他の地域の芋煮文化もしっかりと一緒になって協力していければ」

私たちの舌を驚かす新しい芋煮が誕生するのか、県内の芋煮文化は益々盛り上がりを見せそうです。








