新年度を迎え注意したいのが子どもの交通事故です。特に小学校低学年には事故が集中し、ある呼び方もされていました。

県警察本部交通企画課 守谷美雪警視「"魔の7歳"と言われています」

魔の7歳。こう呼ばれる理由は、事故の傾向にあります。

こちらは、去年までの5年間で全国で歩行中の小学生が事故に遭い、亡くなったり、大けがをしたりした件数です。7歳にあたる小学1年生から2年生の数が、他の学年よりも飛びぬけて多くなっています。

県内を見ても同じような傾向があります。

その理由について聞くと…。

県警察本部交通企画課 守谷美雪警視「初めて一人歩きをする時期でもあるし、学校までの歩く道のりも今までとは全然違って、長い時間歩く」

事故原因は飛び出しが一番多く、斜め横断なども多いということです。

さらに、事故に遭う時間は下校中の午後3時から4時の間に集中していました。

県警察本部交通企画課 守谷美雪警視「一緒に登校するが下校はバラバラに帰ってくるというのもあるかもしれない」「まだまだ子どもはルールがわかっていない」「繰り返し教えていっていただければ」

しかし、子どもはそもそも背の高さなどから危険に気がつけないことも…。

警察ではドライバーにも注意を呼びかけています。

県警察本部交通企画課 守谷美雪警視「大人と子どもの目線は違うので、大人だったらあそこが危ないとわかる所も、子どもの目線に立つとそれに気づけない時もある。子どもが立ち止まっているとしても、もしかしたら歩き始めちゃうかもしれない。周りをよく見ながら、走っていきましょう」