22日、高岡聴覚総合支援学校の子どもたちが、それぞれの発想で表現するダンスに挑戦。みんな思い思いの「ワカメ」になって踊りました。

ちょっと変わったワークショップが開かれたのは高岡聴覚総合支援学校です。幼稚部から高等部までの全校児童・生徒21人と教諭25人が参加しました。

講師を務めたのは金沢市のダンサー、なかむらくるみさんです。
ダンサー・なかむらくるみさん:
「風に吹かれてゆらゆら動く木を作ってみてください」
音声や文字、手話などでコミュニケーションをとりながら、みんなで自由に表現します。

演奏はプロのミュージシャンが担当。聴覚に障がいのある子どもたちは人工内耳や補聴器で、音やリズムを感じながらダンスを楽しみました。

このワークショップは、富山市民文化事業団が企画した学校や施設に出向いて行う「アウトリーチ活動」です。

ダンサー・なかむらくるみさん:
「自分のオリジナルわかめダンスであいさつをしてください」
みんな思い思いの「ワカメ」になって、踊りながらあいさつしました。


子どもたち:
「ゆらゆらしたことが楽しかったです」
「楽しかったです」


ダンサー・なかむらくるみさん:
「いろんなコミュニケーションの方法で普段からやり取りされていることがダンスの踊る、表現するっていう時のスイッチの入るスピードに直結しているような感じがあるので、『はい』っていって踊り出すみなさんがとても素敵だなと思いました」
先生たちによりますと、普段とは違うダンス体験に子どもたちは、自由な発想でいつも以上に自分を解放していたということです。
