富山県内で19日までに発生した食中毒の患者が前年より約7倍増加したことがわかりました。県はノロウイルスによる集団食中毒が増えていることを背景にあげています。

富山県によりますと、19日午後3時時点で県内で発生した食中毒は25件で、去年1年間の件数18件をすでに上回っています。
また、患者の数は851人で前年よりも約7倍に増加しています。
大幅に増加した背景について県はノロウイルスによる食中毒が多いとしていて、ことしは入善ラーメンまつりの蒸しガキや富山市内の回転寿司店などで100人を超える患者が発生しました。
また、県内では9月11日、南砺市の小中学校や義務教育学校で給食を食べた児童生徒・教職員105人が体調不良を訴えました。
県衛生研究所の検査で当時の給食に出されたフクラギから高濃度のヒスタミンが検出されたことからヒスタミンによる食中毒と断定していました。