不適切な党員登録について、11月18日に続いて開かれた田畑裕明衆議院議員の2回目の会見でしたが、記者からの質問が続くなか会見は途中で打ち切られ、客観的な証拠が示されることはありませんでした。専門家は田畑議員の親族や父親が、公職選挙法違反に問われる可能性があると指摘します。

神戸学院大学 上脇博之 教授
「客観的な資料を出さないと駄目なんすよね。単に口頭で説明しましたで、説明責任を果たしたとは到底思えないですね」

政治資金規正法に詳しい神戸学院大学の上脇博之教授は、客観的な資料が示されなかった今回の会見について、説明責任を果たしたとは思えないと指摘。

本人に無断で登録された党員の「党費」を田畑議員の親族や父親が肩代わりしていた点について、公職選挙法違反にあたる可能性があると指摘します。

神戸学院大学 上脇博之 教授
「本来は(党費を)払うべき人に私が払ってあげますよと、そうすると寄付したことになるから、公職選挙法違反の寄付になる可能性はそれなりに出てきます」