能登半島地震で地盤沈下などの被害があった富山県射水市の庄川堤防で28日、本格的な復旧工事が始まりました。

復旧作業が始まったのは富山県射水市港町の庄川堤防で、能登半島地震で液状化による沈下や約2メートルの亀裂が入るなどの被害が出ました。

堤防を管理する富山河川国道事務所は、これまで応急処置や被災状況の調査を行っていて、本格的な工事初日の28日は「鋼矢板」という液状化した地盤が広がるのを抑制し、地盤沈下を軽減するための板をうち込む作業を行いました。
富山河川国道事務所 公務第一課長 吉岡伸恭さん
「堤防が沈下することによって、堤防の機能が低下するっていうことで、大きな洪水が発生したときに非常に被害が大きくなるっていうことが想定されるってことでしっかりと工事のほうを進めていきたいと考えております」
この工事は長さ約275メートルの区間で行われ、今年度内に完了する見込みです。