富山県の戦没者追悼式が15日に行われ、参列した人たちは、戦争で犠牲となった3万人あまりの命を悼みました。
ことしの県戦没者追悼式には、遺族らおよそ400人が参列しました。
コロナ禍などの影響で2020年から規模を縮小して行われていましたが、5年ぶりに制限なしでの開催です。

式で、新田知事は「平和の尊さを次の世代にしっかりと語り継いでいくことが今を生きる私たちに課せられた重要な使命」と述べました。

県内の戦没者は富山大空襲の犠牲者や軍人などあわせて3万765人にのぼります。
終戦から79年。参列者は、戦争の悲劇が繰り返されないよう犠牲となった命に思いを馳せ、平和への祈りを捧げました。

父を戦争で亡くした男性(80代)「どんな理由があっても戦争は絶対にやってはいけない。しっかりと次の世代に伝えていってもらいたい」

戦争で夫を亡くした藤川きみゑさん「やっぱり何かこういうこと(追悼式)があった時には、いろいろ考えます。でもこうして、104歳まで元気でいられることが何よりも幸せだなと。子どもたちには幸せであってほしいと思います」








