SNSで知り合った「ウクライナの医師」を名乗る人物から送られたうそのメッセージを信じた女性が、150万円をだまし取られる被害にあいました。

被害にあったのは、福島県二本松市に住む70代の女性です。

警察によりますと、女性は去年11月26日から今年1月18日までの間、SNSで知り合った人物から「ウクライナで医者をしており、報酬で300万ドル受け取った」「300万ドルを日本に送りたいので協力してほしい」「配送するには外交官と連絡を取る必要があるため、外交官にメールして欲しい」「配送するにはお金がかかる」などとうそのメッセージを受け取りました。

この人物からは、恋愛感情を抱かせるようなメッセージも届いていて、話を信じた女性は、指定された口座に数回に分けてあわせて150万円を振り込んでしまったということです。

女性は、同じ人物からさらに現金を要求されて不審に思い、警察に相談し、詐欺だと気付いたということです。

警察では、SNSで知り合った見知らぬ相手から金銭の話が出た際には詐欺を疑い、すぐに家族や警察などに相談するよう呼びかけています。