崩れ落ちた農業用ハウス。中で育てられていたのは、出荷間近のイチジクです。
坂本農園・坂本和徳代表「黄色くなってしまっている中に水が入っているので、これはもうだめ」
8日の記録的大雨で農業用ハウスや水田が壊滅的な被害を受けた、いわき市山田町の坂本農園。近くを流れる山田川が氾濫し、農業用ハウス10棟がほぼ全壊。収穫目前だったイチジクは、出荷できない状態になってしまいました。
坂本さん「今年から初出荷というところで、収穫前に水が1メートル50センチメートル、私の肩くらいまで上がりほぼ全滅」
さらに、土砂崩れで水田にごみや土砂が流れ込み、収穫前のイネも被害を受けました。施設や農作物の被害は2000万円ほどに上る見込みで、資材の高騰が続いているため、再建には建設時に比べて倍近い予算が必要になるといいます。
坂本さん「こういう災害だということで、行政の手厚い保護や補償を強く訴えたい」
いわき市では、坂本さんの農園のようにイチジクのほか、特産のトマトも大きな被害が出ているということです。










