熱戦が繰り広げられている夏の高校野球福島県大会は、4日目を迎えました。11日に注目したのは福島高校です。選手たちを鼓舞するのはたった一人の応援団員でした。
「ソーレ!福高!」
井上和樹アナウンサー「福島高校の応援席です。このうだるような暑さの中、応援を引っ張るのは学ランに身を包んだ女性の応援団員です。」
福島高校梅章(ばいしょう)応援団の根本凛(りん)さん。1年生の根本さんは、入学直後の4月に応援団に入団しました。
根本凛さん「在校生に正式な応援団が一人もいないと聞いて、伝統をここで途絶えさせるのは良くないと思い入団した。」
先輩も同級生もいないなか、たった一人で発声や振付を磨いてきました。
根本凛さん「コロナ禍後初めて声出し応援解禁となったので、選手たちに大きな声でエール届けられたらと思う」
根本さんにとっては、11日が応援団として迎える初めての夏の大会。福島の初戦の相手はあさか開成・小野・船引・伊達の連合チームです。
根本さんのエールに福島打線がいきなり応えます!4回までに、10安打4得点の猛攻を見せます。
応援「頑張れ!頑張れ!福高!」
そして、5回には一挙12得点!打線が爆発した福島が、16-1の5回コールド勝ちで2回戦に進出しました。
根本凛さん「なかなか点数を多くとってくれて良かった。もっと声を出して全ての人に届くようにしたい。」
福島は2回戦、いわき光洋と対戦します。