ふっくらとした薄紫色の可憐な花「クマガイソウ」が、見頃を迎えています。
水津邦治アナウンサー「山の斜面一面にクマガイソウが咲いています。多くの観光客も訪れています」

いわき市南部の山肌一面を覆うクマガイソウ。5万株が咲き競う日本最大級の群生地が、4年ぶりに一般公開されました。平家物語に登場する熊谷直実の母衣(ほろ)に見立ててこの名前が付いたと言われています。
国の絶滅危惧種に指定されているクマガイソウ。土地の所有者が株を増やし、いまは、地元を中心とした住民グループが手入れを続けています。同じ方向を向くその姿は、まるで、訪れる人たちを出迎えているかのようです。
千葉県から訪れた人「コロナで来られなくて久々に出てきました。とってもきれいで感動しました」
茨城県から訪れた人「きれいに咲いていてよかった。今が一番の見頃という感じ。素晴らしい、よくこんなに増やしたなと」
今が満開のクマガイソウは、来週いっぱい見頃が続くということです。
