旬の魚や野菜、花などを市場の担当者に紹介してもらう「市場で旬みっけ!」。今回は「アサリ」です。行楽シーズンに潮干狩りに出かけるという方も多いのではないでしょうか。目利きのポイントを聞きました。

今が旬のアサリ。定番のみそ汁やイタリアンなど、どんな料理にも合いますよね。旬は、春の3~5月と秋の9~10月の年に2回あるんです。

そんなアサリを求めて、福島市公設地方卸売市場へ。教えてくれたのは、鮮魚を担当している山下さんです。

小湊愛巳アナウンサー「早速アサリを見せてもらってもいいですか?」
福島丸公・山下明彦さん「愛知県産で、いま旬なので、市場には結構入っている」

国産アサリの卸売価格は、100グラム200円~250円ほどと、ここ数年は例年よりもおよそ1.5倍高いそうです。

山下さん「おととしアサリの産地偽装があったので、2年前から国産のアサリは結構高くなってしまって、去年は高値安定、今年も高かったがちょっと落ち着きてきたかなというところ。」

現在スーパーで販売されているアサリのおよそ8割が中国産ということですが、国内では、愛知や北海道などで水揚げが盛んで、県内の主な産地は相馬市です。アサリは、地域によって見た目に特徴があるといいます。

山下さん「愛知県産は全国の中でも水揚げ量が一番の県で、いま旬。小さい殻に見えるけれど身はぷっくりしている。北海道産は大きいアサリなのが有名で、料理はバター焼き、酒蒸しとかに使われるのが多い。中国産は安価でお買い求めやすいのが特徴」