東日本大震災から11日で15年です。福島県内では、各地で追悼の式典が行われ、沿岸部では行方不明者の一斉捜索も行われます。
今も廃炉作業が行われている東京電力福島第一原発から6キロの場所にある浪江町の請戸地区では、津波で多くの人が犠牲となり、原発事故の避難区域にもなりました。
警察によると、福島県内の震災による死者は1614人、今も196人の行方が分かっていません。11日午後は沿岸部で一斉捜索が行われます。
福島第一原発には、1号機から3号機まで溶け落ちた核燃料=燃料デブリがおよそ880トンあるとされていますが、これまで2回にわたって試験的に取り出された量はわずか0.9グラムです。政府と東京電力が掲げる廃炉の完了時期は2051年と、残り25年に迫っていますが、その道のりは不透明なままです。
さらに、除染で出た土は、大熊町と双葉町の中間貯蔵施設に東京ドーム11杯分保管されています。除染土は、2045年度までに、県外で最終処分されることが決まっていますが、期限まで20年を切っても除染土の行先の見通しはまだ立っていません。
原発周辺には、まだ避難指示が解除されていない帰還困難区域が、県全体の2%ほどにあたるおよそ309平方キロメートル残っていて、2万3000人あまりが県内外に避難しています。震災から15年、原発事故があった福島の復興はまだ道半ばです。










