福島県内で初めてのユニークな取り組みです。福島市で自動車部品などを製造する企業が、地域の子どもたちを支援しようと、社員食堂を「子ども食堂」として開放する取り組みを始めました。

福島市で20日から新たに始まった「子ども食堂」。実はこの場所、企業の工場の「社員食堂」です。福島市永井川にあるNOK福島事業場。自動車向けのオイルシール製品などを製造しています。

NOKでは、地域の子どもたちの健やかな成長を支援しようと、月に一度、今年8月にリニューアルした社員食堂や体育館を開放し、小中学生を対象に食事や勉強、遊びの場所を提供することを始めました。福島市子ども食堂NETによりますと、社員食堂を子ども食堂に活用するのは県内で初めてだということです。

男の子「2杯目です!マジでうまいです」
女の子「(算数の)繰り上げの場所とかイマイチだったんですけど、お姉さんたちに教えてもらってわかるようになりました」
男の子「黒ひげを飛ばしたら負けというゲームをやってとても楽しかったです」

NOKオイルシール事業部・松井宏樹副事業部長「みなさんがここに集まって笑顔あふれた拠点、居場所をつくってまんまるの輪を広げていきたい」

この事業場では、今後も地域交流の活性化を目指していくことにしています。