福島県郡山市の郡山駅前で受験生の女性が飲酒運転の車にはねられ死亡した事故で、女性の遺族が検察に対し「量刑が不当」として控訴するよう申し入れました。
判決によりますと、郡山市の無職・池田怜平被告は今年1月、酒を飲んで車を運転し、赤信号を無視して郡山駅前の交差点に進入し、受験生の女性をはねて死亡させるなどしました。
9月17日、地裁郡山支部は池田被告に、懲役16年の求刑に対し、懲役12年の実刑判決を言い渡しました。この判決を受けて、女性の遺族は地検郡山支部に対し、量刑が不当として、控訴するよう申し入れたことを弁護士を通じて明らかにしました。
遺族側は「過去の量刑を参考にしたことについては一定理解をしますが、現在の交通事犯の悪質性、被害者の重大性などに照らし、判決内容は軽いものと考えています」とコメントしています。