福島県喜多方市の喜多方ラーメン。
一般的には、醤油味のスープに中太の縮れ麺が特徴で、今や札幌や博多と並び「日本三大ラーメン」のひとつと言われています。

そんな喜多方市でラーメンを出すお店のひとつが、喜多方駅のすぐ目の前にある櫻井食堂です。

創業は明治37年。喜多方駅の開業と同時に食堂を始めました。昔から駅を利用するサラリーマンが多く訪れていた名残りで、今でも午前8時から午後7時まで通し営業を続けています。

この日も、喜多方駅を利用する観光客が訪れていました。
神奈川からの観光客「通し営業だと助かる。ふいって来てふいって食べられる」
櫻井食堂は家族3人で営んでいます。
3代目の友子さんは、85歳になった今も現役で店に立ちます。

櫻井食堂は、お客さんへの心づかいを大切にしてきました。
それは調理工程にも。ラーメンのどんぶりを熱湯で温めている理由は?
4代目店主・櫻井隆弘さん「お客さんに温かいまま提供するため」

麺にも、お客さんにおいしく食べてもらいたいという心づかいが隠されています。
すべてはお客さんを思って…そんな櫻井食堂には、ある名物があります。
「お待たせしました!蔵ラーメン醤油です」