福島県二本松市の酒蔵では、13日、酒の仕込みを終えたことを祝う伝統の甑倒しが行われました。
二本松市の大七酒造で行われた甑倒し。酒米を蒸す作業を終え、甑と呼ばれる道具を使い終える際に行う伝統の儀式です。式では、甑に酒の神様を祭り、釜場の神に扮した蔵人の前で関係者が玉串を捧げました。

大七酒造によりますと、去年の夏の猛暑の影響で、コメがやや硬かったため、酒は引き締まった仕上がりになるということです。
大七酒造・太田英晴社長「ユネスコの(無形文化遺産)登録もあり、世の中の人が日本酒は世界から認められている存在だと思い出してくれたと思うので、日本酒のおいしさを楽しんでほしい」
仕込んだ酒は、来年以降に出荷されます。
