福島第一原発の処理水について、東京電力は12日、今年度最後となる海への放出を始める予定です。

東京電力は福島第一原発の放射性物質トリチウムを含む処理水について、12日午後1時半ごろ、今年度7回目、通算で11回目となる海への放出を始める予定です。今年度最後となる今回の放出は、30日までに、これまでと同じおよそ7800トンが放出される予定です。

これで、今年度はおよそ5万4600トンの処理水が海に放出され、来年度も同じ量の処理水を7回に分けて海に放出する方針です。東京電力は、「安全な海洋放出を安定的に実施できるよう、緊張感を持って取り組む」としています。