JR福島駅東口の再開発事業について、地権者などからなる再開発組合は、民間エリアの1階にカフェや物産館を設ける計画案を初めて示しました。
JR福島駅東口の再開発事業では、地上11階建ての民間エリアと公共エリアからなる複合棟を建設する計画が進められています。
4日に開かれた市議会の全員協議会で、地権者などからなる再開発組合は、民間エリアの計画案を初めて示しました。
それによりますと、1階には、カフェや県産品を発信・体験できる物産館を設けるほか、2階には、福島の食などを味わえるフードホールを作る方針です。また、3階部分には、コワーキングスペースやコミュニティスペースの設置を検討しています。
福島市議「西口に同様の施設がありわざわざ競合する必要があるのか。ショッピングを楽しみにしたい市民に対してどのように応えるのか」
再開発組合は「物産館には工芸品などを多く集めるなどして西口の施設との差別化を図りたい」と述べたほか、商業テナントについても現在、出店の交渉を行っているとしています。
福島駅東口地区市街地再開発組合事務局・清水慶太さん「市民のみなさんの色々な意見をいただいて反映させていきたい。そうすることで市の内外含めて(再開発の)機運がより高まれば」
一方、公共エリアについて市は1月、3つの見直し案を示していて、いずれも当初よりも市の負担額が20億円から30億円程度増える見込みです。市は、2月12日に市民向けの報告会を開くとしています。
再開発組合は、フードホールに出店する企業について、3月末までに発表するとしています。










