暦の上では春ですが、4日から今季一番の強い寒気が福島県内にも訪れる予想です。

4日午前中には、福島県内全体が寒気に覆われます。そのまま5日にかけて、ずっと寒気が留まります。この今季最強の寒気は、長く居座るのが特徴です。3日午後、気象庁が会見を開きました。

気象庁 気象観測・警報センター 細見卓也所長「5日あたりから東北・北陸・東海を中心に、6日にかけて多いところでは70~100センチの降雪量を予想している。大雪による交通障害・暴風・暴風雪・高波に警戒してください」

気象庁によりますと、警報級となる期間について、4日から「可能性がある」としていて、ピークは5日に「可能性が高い」としています。その後も長く居座り続け、9日(日)ごろまで長く影響を受けて、大雪が降り続くおそれがあります。

3日午後6時から4日午後6時までの24時間の予想降雪量は、会津の山沿いで70センチ、平地で40センチ、中通りの山沿いで30センチ、平地で20センチの予想です。

さらに、4日午後6時から5日午後6時までは会津の山沿いで100センチ、平地で50センチ、中通りの山沿いで50センチ、平地で20センチの予想です。除雪が追い付かないほどの大雪となるおそれがあり、交通障害が発生するリスクが高まります。

国土交通省は、不要不急の外出を控えるよう呼びかけています。