2日、福島県相馬市の相馬神社で、毎年恒例の「福節祭(ふくせつさい)」が行われ、福を求めて市内外からおよそ800人が訪れました。
福節祭は、震災の翌年から毎年行われている節分の行事で、1年間の無病息災や家内安全に加えて、震災からの早期復興を祈願して開催されています。
相馬市内の人「(震災当時と比べて)少しずつみなさん元気になってきたが、ただまだまだ尾は引いているかな。14年前には私も(震災を)経験しているので、豆まきを通してみんなが復興し、自分もみなさんも潤えば良いなと思う」
神社では、地域の安全や、地元漁業の復興への願いを込めて、神楽の奉納が行われました。また、境内では、神社で清められた豆がまかれ、訪れた人たちは、我先にと豆を拾っていました。

新地町から来た子ども「いっぱい取れた」
Q.今年はどんな鬼を退治したいですか?
相馬市内の子ども「けんか鬼です。(今年は)優しく楽しい1年にしたいです」
社務所では、訪れた子どもたちが相馬産のノリを使った長さ7メートルの恵方巻を作り、訪れた人たちに振る舞いました。

子どもたち「楽しかった」「おいしいです」
多くの人でにぎわった、今年の福節祭。
相馬神社・山中宣明宮司「(相馬神社を訪れた人を)何とか楽しませる方法を模索し、楽しいお祭りを開催し、継続していくことが今、一番大切なことだと思っている」










