福島県は1日、県内で今年初めての「つつが虫病」の届け出があったと発表しました。

県によりますと、感染したのは県北保健所管内の10代の女性で、症状は軽症です。

つつが虫病は、ダニの一種のツツガムシに刺されてから1週間から2週間後に発症する感染症で、発熱や発疹、倦怠感などの症状が現れます。ツツガムシは草むらなどに生息していて、肉眼では見えないほど小さいため、衣類の隙間から入り込むことがあります。人から人へは感染しません。

治療は抗菌薬の投与が行われますが、治療が遅れると、重症化や、最悪の場合死に至ることもあるため、早期診断・早期治療が重要です。