能登半島地震の被災地で医療支援を行った宮城県の石巻赤十字病院の医師がtbcの取材に応じました。「東日本大震災の時と同じような避難所の環境が繰り返されていた」と話し衛生環境の課題を指摘しました。
石巻赤十字病院 植田信策副院長:
「(東日本大震災の時と)あまり何も変っていない。同じような避難所環境が繰り返されている。」

石巻赤十字病院の植田信策副院長は、1日の能登半島地震後、2度にわたって被災地を訪れ、避難所で医療支援を行ってきました。そこから見えてきたのは東日本大震災の時と同じような避難所の衛生環境の課題だと話します。
石巻赤十字病院 植田信策副院長:
「不特定多数の人がいる生活環境なので、どういう感染症があるかもわからない。特に石けんと流水で手を洗うことが重要とされるなかで(手洗いが)できていなかった」
特に、床で寝ることにはさまざまなリスクがあると指摘します。