かつて商家として使われていた宮城県角田市の築100年以上の建物が21日、古民家宿としてオープンしました。この宿には、県の伝統的工芸品「仙台箪笥」がなど飾られていて、県から伝統工芸品のサポーター企業に登録されました。
角田市にオープンした古民家宿「MARUKI齋福」です。宿の運営会社「ODORIBA」の代表に県の担当者から「みやぎ伝統工芸品サポーター企業」の登録証が手渡されました。

この建物は、1916年に建てられて商家として使われていました。宿には、県の伝統的工芸品の仙台箪笥をはじめ商家が愛用した調度品などが展示されています。

ODORIBA 嶋崎康二さん:
「我々がやっている事業と伝統工芸品を結びつけながら、相乗効果を含めながらやっていきたい」

県では、県の伝統的工芸品19点を活用する企業をサポーター企業に登録していて、今回が3件目です。
県新産業振興課 石森瑠美子主幹:
「さらなる産地の活性化、伝統的工芸品の販路拡大につなげていきたい」

ODORIBAでは、柴田町にも同じく仙台箪笥などを備えた古民家宿を2017年にオープンしています。