東日本大震災で大きな被害が出た宮城県石巻市長面の沖合で、宮城海上保安部が潜水捜索を行い、津波で行方不明となった人の手がかりを捜しました。
捜索が行われたのは、石巻市の長面漁港東側の沖合で、潜水士が、黙とうした後、海の中へ潜りました。

現在、宮城海上保安部に潜水士は所属しておらず、19日は、八戸海上保安部の潜水士5人が現場海域に駆け付け、手がかりを捜しました。
八戸海上保安部 伊藤健太潜水士:
「ご家族の元に必ず帰さなければいけないと私たち思っていますので、全力で海上保安庁として向き合っていきたい」

19日の捜索で手がかりは見つかりませんでした。宮城海上保安部を含め海上保安庁では、震災直後から被災3県で潜水捜索を続けていて、今回で1304回目になるということです。

宮城県内での震災の行方不明者は、今年9月末現在で1215人となっています。