今シーズン初めての渡り鳥の生息調査が宮城県内で行われました。一部で暖冬の影響が見られたものの、全体としては順調に飛来していることが確認されました。
渡り鳥の生息調査は、県内の沼や河川およそ500か所で行われました。

このうち、国内有数の渡り鳥の越冬地伊豆沼では、県伊豆沼・内沼環境保全財団の職員が夜明けとともに飛び立つ渡り鳥を双眼鏡などで数えました。
9日は、県内でガン類がおよそ19万1000羽、ハクチョウ類がおよそ7000羽、カモ類がおよそ4万5000羽と、1回目の調査としては過去52回中、4番目に多い生息が確認されました。暖冬で群れが北の地域に留まる傾向がみられたものの、概ね順調な飛来だということです。
県伊豆沼・内沼環境保全財団 嶋田哲郎研究室長:
「今年は少し暖かい日が続いていて、これから寒さが進むにつれて飛来数は増えてくると思う」

生息調査は来年1月と3月にも行われます。







