宮城県石巻市の水産物加工販売業「さんりくフーズ」がおよそ2億円の負債を抱え自己破産申請の準備に入ったことが分かりました。東日本大震災での被災やコロナ禍の不況にALPS処理水の海洋放出が追い打ちをかけたとみられています。
帝国データバンク仙台支店によりますと、自己破産申請の準備に入ったのは、石巻市湊東の水産物加工販売業「さんりくフーズ」です。さんりくフーズは1965年の設立で、ワカメなど海産物の佃煮や惣菜缶詰の加工・販売のほか水産加工物の卸売りも手がけていました。ピーク時の2002年3月期には年間売上高およそ3億2500万円を計上していましたが、東日本大震災の津波で本社工場が全壊し操業を停止。公的支援を受けて2年後に事業を再開させましたが、その後は赤字が続いていました。加えて、コロナ禍でデパートなどの催事販売も足踏み状態となっていて、今年8月の福島第一原発の処理水海洋放出で先行きの見通しが立たなくなったことから事業継続を断念し、9月30日付で事業を停止しました。負債額はおよそ2億円です。







