聴覚に障害のある選手による卓球のユース世界大会が、来月台湾で開催されます。その大会に日本代表として出場する宮城県内の高校生が県庁を表敬訪問し活躍を誓いました。
県庁を訪れたのは、県立聴覚支援学校高等部2年の前野大斗選手です。前野選手は、去年11月、全国ろう学校卓球大会で優勝。今年2月の世界選手権最終選考会でも優勝し、初めて開かれる世界ろう者ユース卓球選手権大会の日本代表に選ばれました。大会は12歳~19歳が対象で補聴器なしで競技が行われ、男子は、10か国からおよそ20人が出場予定です。
前野大斗選手:「今まで育ててくれた家族、同級生、先輩後輩に感謝の気持ちを忘れずに世界大会に挑みたい」
前野選手の武器はサーブ。中でも、外側に曲がる「キックサーブ」が得意で、大会に向けさらに磨きをかけています。

前野大斗選手:「(大会に向けて)フットワークの10分間の練習をやったり、3球目5球目の攻撃の練習をやったりしている。金メダルを取りたい」
大会は来月8日から20日まで台湾で行われ、前野選手はシングルスのほか、ダブルスと混合ダブルスにも出場します。前野選手は、2025年に東京で開催される聴覚障害のあるデフアスリートによる4年に1度の祭典「デフリンピック」への出場も目指しているということです。








