宮城県内でも、特殊詐欺による被害が相次ぐなか、特殊詐欺被害を免れた男性が22日、取材に応じ、「とにかく支払って早く解決することしか考えなかった」と話しました。
「アダルトサイトに登録」と電子マネーカード購入を要求される
「自分では絶対詐欺にひっかからない自信があった。とにかく払ってしまい早く終わらせたいとその頭しかなかった」

こう語るのは、栗原市内に住む70代の男性です。男性の携帯電話には先月28日昼頃、「アダルトサイトに登録された」という内容のメールが入ります。男性は記載されていた番号に電話をしました。すると、男から登録をキャンセルするには「35万円が必要だ」と言われ、電子マネーカードを購入するよう要求されました。

70代男性:「いくらになるか高額な金額になると言われし、どれほどの請求が来るのかと思い、それだけしか頭になかった。早く支払って解決したほうがいいと思った」
そう思った男性は、要求通りに家電量販店に行きました。