短命な「クジラ」が発生?
5日午前3時、フィリピンのすぐ西の南シナ海で台風14号(クジラ)が発生しました。このあとはあまり発達せずゆっくり東に進み、6日(木)午後3にはルソン島付近で熱帯低気圧に戻る予想です。
ところで、台風の号数の後にカッコ書きで書かれている名称「クジラ」は、2000年から導入されている、台風のアジア名と呼ばれるものです。日本や中国、韓国など14の国と地域から成る「台風委員会」の加盟国がそれぞれ10個ずつの名前を提案していて、計140個の名前を順番につけていくため、次に発生する台風にどの名前がつくかは予め決まっています。「アジア名」と呼ばれますが、台風はグアムやサイパンなどアメリカ領のマリアナ諸島にも接近することがあるため、アメリカも台風委員会に加盟し名前をつけています。台風は年間平均で25個程度発生しますので、約5~6年で台風のアジア名が一巡することになり、その多くは再利用されます。
8月4日に小笠原諸島に最接近した台風13号のアジア名は、香港が提案した「ドルフィン」で、香港を代表する動物の一つである「白いるか」が由来です。そして台風14号は2026年の台風で初めて日本が提案した名前の「クジラ」がつけられました。いるかと同様、海の生き物ではありますが、これは星座の「くじら座」が由来となっています。
実は日本が提案した台風のアジア名は、すべて星座の名前を用いているのです。







