今月に入ってから仙台市内で空車のタクシーが少なくなっていて、予約もなかなか取れなくなっています。
その原因は先月の地震にありました。

仙台駅の西口です。

普段は待機車両が数十台あるタクシープールですが、今は数台しか見当たりません。

今月に入って仙台市内で空車のタクシーが少なくなっています。


タクシー利用者によりますと、街中で流しのタクシーを見かけなくなり、電話で呼んでも断られることもあるということです。

なぜ、タクシーがつかまらないのか。
宮城県タクシー協会に聞ききました。


宮城県タクシー協会 尾形末男常務理事
「いま保険会社から過去の地震と比べて比較にならないくらいの(貸し切りの)依頼がきている。それに対して保険会社の対応もしきれなくて断っているケースもあるのが現状です。一般の利用客の方にも少し迷惑をかけている状況です」

県内では、先月16日の地震で住宅およそ8000棟が被害を受けていて、各市町村の
り災証明書の申請受け付けは、すでに2万1907件に上っています。


保険会社では、全国からスタッフを集め、タクシーで回り家屋の被害調査を行っています。

集合場所となっている地下鉄国際センター駅近くの駐車場では、200台以上のタクシーが保険会社の貸し切り予約で待機していて、調査員が次々と乗り込んでいきました。仙台駅前とは対照的です。


タクシー会社によっては、8割から9割の台数を貸し切りに回していているということです。

タクシードライバー
「​(貸し切りの)台数を確保するために、夜勤のドライバーを日勤にシフト変えするとかしている」

宮城県タクシー協会 尾形末男常務理事
「3.11の時もあったんですよ、特別需要っていうことでお客さんが多くて。ただ今回みたいに集中的にきたのは今回が初めてです」

また、日本損害保険協会によりますと、宮城県は地震保険に加入している割合が87・5%と東日本大震災以前よりもおよそ20%増え、全国トップとなっています。


地震保険の加入者が増えたことで、保険会社が調査する家屋も増え、貸し切りタクシーの数が多くなっているということです。
この状況は、6月末まで続く見通しです。