閉店からまもなく9年も進まない再開発

2002年にオープンした「さくら野百貨店仙台店」。
仙台駅からのアクセスも良く、市民にも愛されていましたが…

2017年2月、自己破産し営業を終了しました。

土地と建物の大半は、大手ディスカウントストア「ドン・キホーテ」の運営会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスが所有しています。
当初、解体した跡地には、オフィスやホテルが入る複合施設を建設する方針でしたが、建築費の高騰などを理由に再開発の計画を断念したことが明らかになりました。
街の人は…

街の人:
「小さいときによく行っていたので悲しい」

街の人:
「仙台駅前の顔として、さみしい気がする」

街の人:
「夜によく通るがさみし気。安全性も含めて明るさはほしい」

街の人:
「今買い物するのが大変。イオンもさくら野百貨店もない。駅前で買っているが結構値段が高い」

解体工事は2025年10月から始まっていて、運営会社によりますと2027年6月末に完了する予定ですが、その後の跡地の活用方法は決まっていないということです。
2026年2月で営業終了から9年となりますが、なかなか進まない再開発。安住さんは、自治体にも、強い支援をしてほしいと話します。

名掛丁商店街振興組合 安住浩一理事長:
「仙台市に対しては、今までにないバックアップ態勢を強く要望した。仙台市にとってシンボル的な場所なので、そこがずっと何もない状態というのは、地域にとっても非常にマイナス」

今回の再開発断念の理由の1つが、建築費の高騰。ロシアのウクライナ侵攻や需要の高まりにより、主要な資材の価格が上昇しているのです。

この波は、仙台市が整備する音楽ホールと震災メモリアル拠点の複合施設でも…







