入浴施設のサウナにスマートフォンを持ち込み苦情が寄せられていた富谷市の男性市議について、議会は10日、辞職勧告決議案を全会一致で可決しました。
男性市議は、「熟慮し検討したい」と述べています。

議会事務局によりますと、富谷市議会の小松大介議員は、11月13日、市内の入浴施設のサウナ室にスマートフォンを持ち込み、利用者から「議員がマナー違反をしている」「とても不快」などというメールが市に届いたということです。

10日の本会議では、小松議員に対する辞職勧告決議案が提出され、小松議員が退席した後、審議されました。

金子透議員:
「ルール、マナーを遵守できないのは、社会的、倫理的責任は決して看過できるものではない」

採決の結果、辞職勧告決議案は、全会一致で可決されました。

小松議員は、無投票となった2023年8月の市議選で初当選し、現在1期目です。

小松大介議員:
「大変深く反省している申し訳ございませんでした」

一方で議員辞職については、「すぐに辞職することは考えていない」「熟慮し検討したい」と述べています。

市民:
「富谷市民のためにいろいろとマナー良く動いていただきたい」
「自身で辞めないのであれば、反省を踏まえてけじめをつけるなり何なり対応していただきたい」

小松議員は、公務の無断欠席や保育所の運動会の動画を無断でSNSに公開して過去に2度、議会から厳重注意を受けています。
また、サウナにスマホを持ち込んだことについては、取材に対し「動画を見ていた」などと説明しています。







