8日午後11時15分ごろ、青森県東方沖を震源とする非常に強い地震があり、宮城県でも最大震度5弱を観測しました。この地震で県内に津波注意報が出され、新たな巨大地震に注意を呼びかける北海道・三陸沖後発地震注意情報も初めて発表されました。

8日午後11時15分ごろ、青森県東方沖を震源とする地震がありました。震源の深さはおよそ54キロ、地震の規模を示すマグニチュードは7.5と推定されます。最大震度6強を青森県八戸市で観測し、県内では震度5弱を登米市で、震度4を石巻市、気仙沼市、角田市など広い範囲で観測しました。

この地震で津波警報が北海道太平洋沿岸中部と青森県太平洋沿岸、岩手県に出されていて、宮城県には津波注意報が出されています。宮城県で予想される津波の高さは1メートルで、石巻市鮎川では午前0時42分に20センチ、仙台港では午前1時4分に20センチの津波を観測しています。内閣府と気象庁は、北海道沖から三陸沖を震源に新たな巨大地震が起きる確率が普段より高まったと考えられるとして「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を初めて発表しました。