10月発足した高市内閣の牧野京夫復興大臣が、10月30日の就任後初めて宮城県庁を訪れました。村井知事は牧野大臣に対し、防災庁の地域拠点を県内に設置するよう要望しました。

就任後初めて宮城県内入りした牧野大臣は10月30日午前、県庁で村井知事と会談しました。

牧野 京夫・復興大臣:
「村井知事には震災直後から陣頭指揮を執ってもらって、復興に尽力したことに私たちも感謝しているし協力したい」

村井知事は牧野大臣に要望書を手渡し、政府が創設の準備を進める防災庁について、地域拠点を宮城県内に設置するよう求めました。

村井 嘉浩・宮城県知事:
「地方拠点については、是非宮城県に設置してもらえるように、県民を代表して強く強く強くお願いする」

牧野 京夫・復興大臣:
「北と南、それぞれ予想される大きな地震への備えとして地方拠点を置こうと考えているので、どこが適地なのかは本庁を設置したうえで検討していきたい」

政府は今後予想される大地震への備えや防災態勢を強化するため、2026年度中の防災庁の創設を目指しています。

村井知事はこのほか、福島第一原発のALPS処理水の海洋放出に伴う風評被害への対策や、2025年度いっぱいで宮城復興局が廃止された後も、被災者の心のケアを継続するよう求めました。