宮城県白石市内の住宅の庭では、2日続けてクマが目撃されました。クマは庭にあるカキの木に登り、実を食べていたということです。警察が注意を呼び掛けています。

木に登り動き回るクマ。住民が撮影した映像です。しばらくするとクマはさらに上まで登っていきました。クマが現れたのは白石市福岡蔵本の住宅の庭です。

住民:
「きのうの夕方なんですけど、ここのやぶからクマがひょっこり」

最初にクマが出没したのは6日午後5時10分頃。クマがカキの木に登って実を食べているところを住民が目撃しました。しばらくしてクマは南側の山林の方に逃げたということです。この住宅では7日午前5時頃にもクマが現れました。
住民:
「ちょっと薄明るくなったくらい。何となく外をみたんです、そうしたらクマが(カキの木に)登っていた」

カキの木にはクマが食べたとみられる実が残っていたほか、枝が折れていました。2日連続で出没したクマ。いずれも体長は1.5メートルほどでした。

住民:
「びっくりしました。怖いんですけどびっくりが先ですね。何かあった時のことを考えると、おとなしく山に帰ってくれるといいんですけど、民家の庭先まで下ってこられると、さすがに怖いですよね」

警察は同じ個体の可能性もあるとみて周辺をパトロールするなどして注意を呼び掛けています。