帝国データバンク仙台支店によりますと「ケイアイタクシー」を運営していた仙台市太白区柳生のタクシー業「延生プランニング」が、3月31日付けで事業停止しました。

「延生プランニング」は、仙台市中心部から南部にかけタクシー46台を保有し事業を展開していました。高齢者会員への割引制度などサービス向上に努め、2014年3月期には約6億8300万円の売り上げを計上していました。

しかし、コロナ禍で乗客数が減少したほか、燃料価格の高騰などで資金繰りが悪化し、2025年2月には従業員が休業したとの虚偽の申請書類を作成して雇用調整助成金約1億9500万円を不正に受給していたとして、宮城労働局に返還を求められていました。

負債額は、2024年3月期時点で約2億2100万円に上るということです。