東日本大震災で被災した宮城県岩沼市の沿岸部にサクラを植樹している農業高校の生徒が、2日に全国から集まった中高生らに活動を伝えました。

宮城県岩沼市の千年希望の丘には、全国の中高生ら40人が集まりました。

この場所に桜の植樹を続けている宮城県農業高校の「桜プロジェクトチーム」の6人が、チームが開発した品種や植樹について説明しました。

県農業高校桜プロジェクトチーム:
「この桜の広場に植えられているサクラは、被災地の復興を願って宮農の先輩と被災地の方で植えたサクラです」
宮城県農業高校では、2012年から旧校舎に残っていたサクラから作った品種「玉夢桜」など3つの品種を地元住民らと一緒に100本以上植えたということです。

北海道の中学生:
「こういう活動しているから自分たちもできること考えようと」

宮城県農業高校 山本柚花さん:
「被災した場所で桜を植え被災地の方に喜んでもらっている」
桜プロジェクトチームでは、これからもサクラを通じて震災の記憶を伝えていくということです。