囲碁の棋聖戦の第3局が、5日から仙台市内で始まり、仙台市出身の一力遼棋聖が4連覇に向け、井山裕太王座と対局しました。
囲碁界の頂上決戦に臨んだ2人の“勝負メシ”は?
仙台市青葉区の県知事公館が会場となった棋聖戦七番勝負の第3局。先に対局部屋に入った一力棋聖は、目を閉じて集中力を高めます。

午前9時、一力棋聖の先手で井山王座との対局が始まりました。棋聖戦は、囲碁の7大タイトルのうち賞金額が最も高く、最高峰と位置付けられています。今回、一力棋聖と井山王座は1勝1敗で第3局を迎えました。一力棋聖は、名人、天元、本因坊と合わせ4冠、井山王座は、十段、碁聖と合わせ3冠と、2人で7大タイトルを独占しています。タイトルをかけての対戦成績は、一力棋聖の4勝10敗です。

正午の休憩に一力棋聖は、青葉区の老舗、開盛庵のうな重を注文。井山王座は、カツカレーを注文していました。この勝負メシ、2人とも前日にメニューを決めていたそうです。
その後も対局は進み、午後5時半すぎに一力棋聖が83手目を封じ、5日の対局は終了しました。対局は、6日午前9時から再開し、決着は夕方以降になる見通しです。