宮城県沖で東日本大震災を引き起こした海底断層を調査している探査船「ちきゅう」の乗組員とオンラインで交流するイベントが8日、仙台市で開かれました。

仙台市科学館で開かれたイベントでは地球深部探査船「ちきゅう」の乗組員が船内の様子や研究について紹介しました。

「ちきゅう」の乗組員:「このドリルパイプの外に海が見えるんですが、海深く深く7000メートルくらいまでいった後さらにぐるぐる掘るということをしています」

探査船「ちきゅう」は、今年10月に宮城県沖で深さおよそ7000メートルの海底を掘削し「コア」と呼ばれる地層の一部を引き上げることに成功しました。

イベントでは参加者の質問に乗組員が答えるなどして交流しました。

参加した子ども:「『ちきゅう』の研究をいっぱい知ることができてよかった」

「ちきゅう」は今月20日頃まで調査を行う予定で、訪れた人たちは地震発生メカニズムの研究について興味深そうに聞いていました。