右腰をひと突き、のどかな町で起きた凄惨な殺人事件

2023年4月17日午前7時頃、宮城県柴田町の住宅の玄関先で男性が倒れているのを通行人が発見した。倒れていたのはこの家に住む会社員の村上隆一さん(当時54歳)。腰から血を流して死んでいた。宮城県警は殺人事件と断定し、捜査本部を立ち上げて殺人犯の行方を追う。

それから約4か月後、殺人容疑で逮捕されたのは角田市の無職・村上直哉被告(25)と村上敦子被告(48)。※年齢は11月5日現在のもの

直哉被告は殺害された隆一さんの次男、敦子被告は隆一さんの長男の妻だった。2人は殺人の罪で起訴されたほか、凶器の刺身包丁の処分を依頼した証拠隠滅教唆、複数人で美人局を行った詐欺と詐欺未遂の罪にも問われている。