来年春に卒業する高校生を対象にした合同の就職説明会が仙台で開かれました。ほとんどの業種で、人手不足による売り手市場となっています。
仙台国際センターで開かれた合同企業説明会には、宮城県内に事業所を置く113の企業が参加し、来年3月に卒業予定で就職希望の高校生およそ800人が集まりました。

企業の担当者が仕事内容ややりがい、福利厚生などを説明し、生徒たちはメモを取るなどして熱心に話を聞いていました。
宮城労働局によりますと、昨年度末に卒業した県内に就職希望の高校生およそ2200人に対し、県内の求人数は1万件以上にのぼり、県内での求人倍率は4.95倍となっています。こうした売り手市場の傾向は今年度も続くとみられています。
宮城労働局 小宅栄作局長:
「企業の採用意欲は非常に高くて例年並みにはなろうかと思います。非常に各企業とも積極的に動いていただいている状況」

参加した高校生:
「自分が興味あった職場以外にもいろんな業種が来ていて、すごく参考になったと思います」
「私は人と関わるのが好きなので販売職、接客業を希望しています」
この合同企業説明会は県と仙台市、宮城労働局などが開いたものです。来年3月に卒業する高校生を対象とした企業による選考は今年9月中旬に始まります。







