「競技かるたの甲子園」と呼ばれる高校日本一を決める大会が19日から滋賀県で開かれます。宮城県代表として挑むのは宮城第一高校です。頂点を目指す生徒たちの熱い思いに迫りました。
真剣な眼差しで畳の上の札を見つめる生徒たち。今月11日、仙台市の宮城第一高校では、競技かるた部のメンバーが全国大会に向け練習に励んでいました。30人を超える部員から選ばれた8人が19日から滋賀県大津市ではじまる全国高校選手権大会の団体戦に出場します。毎年夏に開かれるこの大会は「競技かるたの甲子園」と呼ばれています。

宮城第一高校・競技かるた部 安藤舞帆さん(3年):
「試合の中で少しでも気を抜けない緊張感がすごく好き」
競技かるたは一対一で行い、百人一首から無作為に選ばれた25枚を互いの陣地にそれぞれ並べます。上の句を聞き相手より先に下の句の札を取り、先に自陣の札がなくなれば勝ちとなります。

宮城第一高校・競技かるた部 山村こまちさん(2年):
「疲れます。気力も体力も必要なので。集中力ももちろん」
一瞬の判断力と瞬発力、札を払う激しさから畳の上の格闘技とも呼ばれる「競技かるた」を記者が体験しました。