この春、特別支援学校を卒業した男性が、小学校時代から描き続けてきた絵画の展示会が仙台で開かれています。色鮮やかな作品の数々が訪れた人を魅了しています。

カタツムリをテーマに描いた作品。木漏れ日に照らされる様子が色彩豊かに優しいタッチで表現されています。作品を描いたのは、重度の知的障害があり、この春に特別支援学校高等部を卒業した鈴木正広さん18歳です。絵を描き始めたのは、小学4年生のときです。

正広さんの母 京子さん:
「ポスカという水性ペンとの出会いですごく発色がいいペンで夢中になって試し書きとか書き続けた。書いた絵を担任の先生が目にとめてくださって美術部の先生に出品してくださいとお願いした結果、賞をもらえた」

鈴木正広さん・母の京子さん

自然の中で遊ぶことが大好きな正広さん。楽しかった思い出を水彩絵の具やクレヨンなど様々な画材を使い2週間ほどかけてキャンバスに描いていきます。