■ハンディキャップのある右手で絵を描く鈴木さん
イラストレーター 鈴木雅美さん:
「出産時の事故になるんですけど『右上肢不自由』という障害名があります。動かすことは出来るんですけど、肩が上がらない感覚があまりないので、冷たさとか(熱さ)痛さとかが感じにくい」

右手にハンディキャップがあるため、箸を持つなど日常生活は左手で行いますが、絵を描くときだけは右手にペンを持ちます。

イラストレーター 鈴木雅美さん:
「うちの母が、右手で何かひとつでも出来るようにということで、右手にペンを持たせてくれたことが(ペンを持つ)きっかけです。

(成長するにつれ)身体障害者ということで、それがコンプレックスになって皆とうまく接することが出来なかった。そういう時は自宅で絵を描かせてもらってずっと何も考えずにひたすら絵を描いていた。絵には助けられたと思います」

「右手を上げるのが大変なんで左手で押さえて」

鈴木さんは、自分にできる方法でハンデを克服してきました。