■孤立する犯罪者をどうすれば良いのか?

駿河台大学心理学部 小俣謙二教授(犯罪心理学):
「共通する動機としてよく言われるのが、自分の置かれている境遇への不満や、社会への不満というのがある。自分の生活が上手くいかないから刑務所に入るために事件を起こすということもあるでしょう」


現に尾張容疑者は警察の取り調べに対し、「殺人を犯して刑務所に入りたかった」と供述していました。小俣教授はこうした犯行の背景を前提にした対策が必要だと話します。


駿河台大学心理学部 小俣謙二教授(犯罪心理学):
「このような犯罪を犯す人たちは孤立しているところがある。地域社会や周囲の人たちが、できるだけそのような人たちとコンタクトを取って支援していく。そのような社会を作っていくしかない」