“高温”でサクラエビ浮上せず⁉


<静岡大学創造科学技術研究部 鈴木利幸特任助教>
「サクラエビが深海から上がってきて、水深50~100m前後のところで、群れをつくるんですけど、海水温がまだ下がり切っていないのではないかと」
昼のうちは深海にいるサクラエビ。夜になると、水深50~100m付近にまで群れをなして、浮上する習性があり、漁師はそのタイミングを狙って網を入れます。
サクラエビの過ごしやすい水温は、18~20℃くらいといわれていますが、1日の夜は夏の猛暑の影響が残り、海水温が下がらず、サクラエビが浮上しなかったため、不漁に終わったみられているのです。
<由比港漁業協同組合 宮原淳一組合長>
「懸念材料とすれば、あまりにも水温が高すぎる。ただ、水温が低くなってくれば、獲れるだろうと。きょうないからと、悲観することはないかなと思っている」

組合長が言うように、水温が下がればサクラエビの漁獲量は増えるのか。わたしたちが、より手ごろにサクラエビにありつけるかどうかは、その点にかかっています。







