リニア中央新幹線が大阪まで全線開業し、東海道新幹線が静岡県内に停車する回数が1.5倍程度増えた場合、県内への経済波及効果が10年間で1,679億円に上るとの試算を国土交通省がまとめました。

<斉藤鉄夫国土交通大臣>
「リニア開業は静岡県や東海エリア全体に大きな効果をもたらすことが期待される」
国土交通省の調査では、リニア新幹線が大阪まで開業した場合、東海道新幹線の輸送量は約3割減る可能性があり、余力ができるとしています。
この余力を生かして、静岡県内に停車する新幹線の本数が現在の1.5倍程度に増えた場合、県外からの観光客などが増え、2037年からの10年間で1,679億円の経済波及効果が見込めるとしています。
今回の調査で国は、リニアが通過する静岡県にも開業のメリットがあることを示し、静岡工区の着工に理解を求めるのが狙いとみられ、今後、川勝平太静岡県知事がどういった反応を示すのかが注目されます。










